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成功本は星占いみたいなもんだ

 本屋の店頭にも、インターネット上でも、SNS上でも、いわゆる「成功本」的なのが多い。あふれている。
 ついつい手にとってしまう。読んでしまう。たまには買ってしまう。
 で、成功しないんですよねぇ。本の通りになかなかやれない。本の通りにやってもなかなか。読んで満足。占いといっしょかもしれない。「ここ、私も当たってる!」とか。
 読んでると、結局著者の言いたいことは一つだけ、ってことが多いです。「消費者の感情に訴えかけなさい」とか。あとは、説明とか根拠とか事例とか。
 なので。この手の本は、一冊に一つの珠玉を見つければOK、でいいんじゃないでしょうか。ぜんぜん光り輝く言葉が見つからなければ、それは自分にあってない。キラ星のごとくいい言葉がたくさん並んでいたら、それはただの星占い。「当たってる、当たってない」になってしまうかも。
 一冊に一つ。そう割り切って、使える部分だけ使う。あとは捨てる。
 やるのは自分。著者じゃない。著者は責任とってくれない。自分で考えて、自分で行動して、自分でお金使って、結果は全部自分に返ってくる。結果はぜぇんぶ自分に返ってくるんですよ。ぜぇんぶ。
 以上ぜぇんぶ、自分に言い聞かせながらの綴り書き。読了。

木偶の坊(でくのぼう)のように不器用に

 お散歩ジョギングの耳の友、ポッドキャスト「ヒントプラス」。リスナーからの質問に経営コンサルタントのI氏が答えるコンテンツ。
 近頃は質問が終わった段階で一時停止して、I氏になったつもりで私なりの「答え」を口に出している(変な目で見られない程度の小声で)。どんな質問が来るのか、どんな答えが自分から出てくるのか、I氏の答えとどう違うのか、毎回楽しみです。
 毎回15分くらいの尺で収録されているこの音源を例によって10回以上聴きこむわけです。I氏の「答え」にももちろん何回も聴きこむことで見えてくるものがあるんですが、「質問」も同様だと発見しました。
 質問部分を何回も何回も聴きこむことで、質問者が見えてくる(ような気がします)。「ははぁ、この人のこの言葉がキーワードなんだぁ」とか「この人の本当の気持ちはこれなのかぁ」とか。
 質問者と面談しているわけじゃないし、録音され終わった書き換え不能状態の音源なので、こちらの態度とか言葉が相手に影響を与えることはない。これって、「木偶の坊(でくのぼう)」状態で聴いているということじゃないかしら。
 木偶の坊〜役に立たない人。気のきかない人。人のいいなりになっている人。また、そのような人をののしっていう語。
 もしかしたら、人の話を聴く、傾聴するってことは、この木偶の坊でいることも必要なのかもしれません。特に面談初期の段階は。
 人の話を聴くと、ついついアドバイスしたくなる、自分の考えを言いたくなる、相手の気持ちを分かった気になる、ものです。
 そこをグッと我慢。もう少し、再度、再々度、繰り返し、相手の話をじっと聴いてみる。木偶の坊になったつもりで、「気の利かない人」になって、不器用に。
 そうすることによって、こちらも相手をもっと深く理解できるようになるし、相手も自分自身への理解が深まるし、納得いく、腑に落ちる「答え」が導き出されるんじゃないかなぁ。

お散歩ジョギングでたくさんワープ

 お散歩ジョギングのお供はiPhoneなのですが、そのiPhoneで何を聴いているかというと、あんまり音楽は聴きません。ほとんどお話コンテンツ。ポッドキャストであったり、講演会音声データであったり、オーディオブックであったり。
 お散歩ジョギングって、頭脳腸脳がすごく活性化します。で、せっかく活性化する状態の時に音楽を聴くのって、なんかもったいないような気がするんです。貧乏性なんでしょうか。
 貴重な朝の時間。一時間から二時間。この時間帯に、私の活動のコアなところが集約されます。
 いい音源、潜在意識にまで訴求するコンテンツを耳から聴いていると、不思議なことにアイディアが浮かび、考えが整理されてきます。それも話されている内容と関係なく、ふっと考えが浮かび上がってくるんです。
 不思議ですねぇ。たぶん、私の脳(頭脳と腸脳)全体が刺激されて、脳内に張り巡らされている導線がハイウェイと化して、脳内をワープしているんだと思います。
 ワープすればするほど、ワープする導線が太くなって速くなって、ワープしやすくなる。
 ほら、こんなことを書いてたら、腸(脳)がグルグルいって活動を始めました。喜び始めました。
 もうすぐ夜明けです。パソコンに向かっている時間がもったいないゴールデンタイムです。申し訳ありませんが中座させていただいて、お散歩ジョギングにいってきます。

最初の頃に発表したコンテンツが最良だったとかありますよね

 最初の頃に発表したコンテンツが最良だった。そんなことってありますよね。
 それまで経験してきたこと・学んだこと・自分の思い、その集大成。そして、それらをどう伝えればいいか一生懸命考えて世に出したコンテンツ。
 世に出たばかりなので注目度は低いけれど、本人なりにベストな(ベターな)コンテンツ。これを読んでくれ!これを聴いてくれ!
 コンテンツが優れていて、表現がうまくて、運が良ければ、世の中が放っておかない。じわじわ売れ始める。影響力が出てくる。メジャーデビュー。2作目、3作目。
 この2作目、3作目も売れる。だんだんと加速度的に売れ始める。どんどん売れはじめる。ベストセラー、売れっ子。成功者。
 収入も安定し、影響力も増してくる。
 でも、なんでだろ。コンテンツが薄まってくることがある。当然といえば当然かもしれないけど。
 自分をなぞりはじめる。ノウハウもの。一言居士。神秘的世界に行っちゃう人もいます。
 読み直すと、聴き直すと、最初の頃に発表したコンテンツが最良だった。そういう人のほうが多いのかもしれません
 だから、自分が作ったコンテンツを打破していく人って、すごいんだと思います。もっともっと!私はこんな私じゃないんだ!私が表現したいものはこれじゃないんだ!次回作をベスト作にするんだ!
 自分を満たすもの。自分から溢れ出すもの。
 トライ&エラー。破壊と創造。
 創造的破壊がうまく行くといいんだけどね。

パン屋さんでモグモグしてると

 朝のお散歩ジョギングで立ち寄ることが多いパン屋さん。6時から開いてるのでうれしい。
 立ち寄る時間はまちまち。開店直後の6時過ぎのこともあるし、8時前になっていることもあります。
 ちょっと立ち寄って、70円〜100円の安めのパンを1個買って、狭い店内の小さな椅子に腰掛けてモグモグいただきます。
 そうすると、ある事象が起きます。
 入口付近に置いてある小さな椅子に座ってモグモグしてると、必ず次の客が入ってくるんです。それまで閑散としていた店内に次のお客さんがすぅっと入ってきて、たくさんのパンを買っていく。必ず。
 よくある話で、客が客を連れてくる。私が店内の椅子に座ってモグモグしているのが外から見えて、店頭ディスプレイの役割を果たしているわけです。
 あっ、ちなみに、わたし、よく言われます。「おいしそうに食べるなぁ。お前が食べているのを見るとおいしそうに見える」と。根がいやしいものですから、貧乏舌なものですから、何を食べてもおいしい。大概の食べ物について、おいしくいただくことができます。特技、かな。
 勝手に店頭ディスプレイ、勝手に楽しんでます。
 店頭で、見られていたり見ていたり。

同じフレーズの繰り返し。その効用。

 講演会での話をじっくり聴いていて、話者が同じことを2度3度繰り返し話していることに気づきました。
 「これ、ブレインコピーっていうんだけど、知ってました?ブレインコピー。ブレコピ」とか。
 これ、聴衆者に向けて「大事ですよ」と訴えかける意味もあるとは思いますが、それよりも、話者が自分の言ったことを自分自身で確認している作業でもあると思います。
 自分で発した言葉をもう一度自分に戻して確認して念押し。
 人は話すことで自分を発見できます。特にしっかりと傾聴してくれる人がいてくれると、「えっ、私ってこんなこと考えてたんだ!」と、自分を再発見できたりします。
 思考の流れの中で出てきた言葉「ブレインコピー」を自分に問いかける。「ブレインコピー、だよね?」。「うん、うん、それでいい。ブレコピ」
 この作業って大事。自分自身への理解が深まる。適切な言葉だったか確認できる。そして、その言葉を自分の(思考の)引き出しに収納できる。
 この逆のパターンがある。立て板に水の話。ペラペラ。スラスラ。
 この「立て板に水」は、事前に用意しておいた情報、事前に意図していた筋書き通りである可能性が高い。いわゆるノウハウもの。
 このノウハウものは心に残らない。腑に落ちない。聞いても聞こえていない、見ても見ていない、頷いても納得していない。
 自分の心に人の心に訴えかける同じフレーズの繰り返し、言い換え。
 よく聴いてごらん。よく見てごらん。よく読んでごらん。
 ほら、この文章も。 

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