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iPhoneのカメラ礼賛

 iPhoneで写真を撮るようになって写真との付き合い方が変わったような気がします。もともと写真が趣味ではありましたが、それまでは「今日は写真を撮りに行くぞ」と、カメラを首からぶら下げて撮影地に向かう、いわゆる「撮影行」でした。
 日常的にカメラを携帯するにはちょっと無理があります。コンパクトデジカメであってもそうです。
 でも、iPhoneなら携帯できます。いつでもどこでも。日常的に移動してたり、ひとりジョグトリップしているとき出会う光景を画像に収めることができます。
 とりあえず画像に収めることが大事なんですよね。どんな素晴らしい景色でも、カメラがないと写真に撮れません。当たり前ですが。思い出として心に深く記憶するという方法はありますが。
 とりあえず画像に収める。テクニックとかスキルとか感性とかの前に、とにかく写真に撮る。それが写真の本質だと思います。
 芸術的写真の前に、写真は記録。それが一番わかるのが、江戸時代とか明治大正時代とかの写真。技術的には相当なものが必要ではあったでしょうが、普通の肖像画であり、普通の街角写真。その「普通の」写真に価値が出てくるんですね。記録としての価値ですよね。すごい価値。
 家族のアルバムもそうですね。とにかく写真に写っているってことが一番大事。いつ誰とどこに行ったのかとか、家の中とか庭先とか。すごい価値。
 
 iPhoneのカメラで残念なのが光学ズームがないこと。ピンチアウトして拡大できるけど、画像をトリミング(切り取り)しているだけなので本当のズームじゃありません。
 でも、これが写真の上達に役に立つんです。ズームを使えない、ズームを使わない、ことで写真が上手になります。
 よく言われることですが、まず単焦点レンズを使いこなすことが上達の早道。
 このカメラでこのレンズで撮影するとどこからどこまで写るのか、それを身につける。そうすると、風景を眺めただけで構図が見えてきます。あとは、しっかり撮るだけです。

 う〜ん、、、。オフコースじゃないけれど「言葉にできない」。

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