知識が思考の邪魔をする?
- 2015/08/22 04:35
- カテゴリー:言の葉お便り
知識を使ってしまい、考えることをやめてしまうことってあります。特に新しく仕入れた知識は使いたくて、何も考えなしに使ってしまいたくなります。
例えば「フリーメイソン」みたいな本を読んで陰謀史観になってしまったり、ワイドショーで取り上げられた健康食に飛びついたり。
知識は道具。考えるための道具。なんだけども、新しい道具は使ってみたい。買ったばかりの家電品、apple watch、大工道具、化粧品、バッグ。
私も新しもの好き。買ったものを家に持ち帰る時間が惜しくて、その場で箱を開けてすぐ使ってみたい方です。なので、よほど気をつけないと、新しく仕入れたモノを使って、振り回して、振り回されて、しまいます。
人間は忘れやすい動物。眼や耳や鼻を通してどんどん新しい情報が入ってきます。それを全部収納してたら、いくら脳が優秀でもすぐ一杯になってしまう。なので、どんどんスルーしたり、ゴミ箱に入れたり、昔の情報の上書きしたり。
で、自分が気に入った新しい情報が入手できたら、それで頭が一杯になっちゃうんですよね。使いたくて仕方がない。
使ってみたら、意外と使えたりするんですよ。これが。便利。簡単。
そうなると考えなくなります。便利簡単だと、それに頼ってしまいます。これが落とし穴。
画一的・ステレオタイプ・マニュアル通り。
脳が、頭脳が、腸脳が、退化してしまいますよぉ。考えられなくなりますよぉ。ただでさえ脳は怠け者なんですから。
これ、第三者からすると「レベルが落ちたなぁ」という評価になります。外から見るとすぐ分かります。怖いですねぇ。
なので、たまにはじっくりゆっくりたっぷり考えてみましょう。ね!