240日で般若心経を覚えるということ
- 2016/04/02 04:58
- カテゴリー:言の葉お便り
ポッドキャストや
オーディオブックや
講演の収録音源などを
聴くときに
その話のなかで
その人が本当に
言いたいことは
何なのか?
何回も
何十回も
場合によっては
何百回も
聴き込まないと
わからない
理解できない
腑に落ちない
そんな経験を
数年前から
重ねてます
もしかしたら
私が100回聴いて
わかること
それを
抜群に頭がいい人だったら
1回聴いただけで
わかるんじゃなかろうか?
そう思ってました
きのう聴いた
南無の会辻説法大全集の
釈弘元住職の講話の中で
こんな話がありました
私は精薄の子どもたちを坊さんとして資格を与えている。
(中略)
この人たちが般若心経を覚えるのに、8ヶ月かかる。
頭のいい人は、これ1時間位で般若心経を覚えると思います。
私は言いたいんですね、逆に。
お前は、私のところで1時間で般若心経を覚えた。
1時間で覚えたものと、8ヶ月で覚えたものと。
さんぱにじゅうし、240日かかっている。
240日対1時間。
お前が優等生か?
240日かかった方が優等生だよ。
と、私は言うわけ。
ありがたい話でした
時間をかけて
得たものの方が
優等生
年の始めに引いたおみくじに
こんな「言」があります
驥(き)は一日にして千里なれども、駑馬(どば)も十駕すれば之に及ぶ。
駑馬(足の遅い馬)でいいんだと
改めて納得しました
時間をかけて
得たものの方が
優等生
ジョグトリップも
10年以上かけて
ようやく
この地点に
たどりついてます
ジョグトリッパーの
あなたも
自信をもって
時間をかけて
ゆっくり
走ってください