ゴールの後のまったり会話空間
ジョグトリッパーの皆さんは、それぞれ自分のペースで走ったり歩いたりしてゴールインされます。
速いほうの制限時間より早くゴールインされて「すみません。調子がよくて、ついつい速く走ってしまって」と弁解される方も、ひとりでコツコツ走り続ける方も、賑やかにおしゃべりしながらの方も、一人で参加されて走っている間に友達になる方も、他の人のフォローに気を使うベテランの方も、駅のほうから現れるジョグトリ精神にあふれた方も、ひそかに最優秀ジョグトリッパー賞を狙ってペースを調整する方も。いろんな走り方で皆さん楽しまれてます。
そして、ゴール。
表彰式も閉会式もない大会なので、あとは帰るだけ。拘束するものはありません。
でも、多くの方がその場にたむろして、仲間や他のジョグトリッパーがゴールするのを待っています。
その間に、コースのこと、食べ物のこと、今度出場するマラソンのこと、昔の思い出話、共通の知り合いのこと、四方山話が皆さんから出てきます。
この情景を眺めるのが私のひそかな楽しみです。別に聞き耳を立てているわけじゃないんです。ただただ、まったりとしたのんびり空間を眺めているだけです。
平和だなぁ。いい参加者に恵まれているなぁ、といつも思っていて、こんな空間を提供できていることに誇りを感じます。
これもジョグトリップの価値のひとつだと、確信を持って言えそうです。
あっ、みんなそうしてくださいと言ってるわけじゃないんですよ。普通にふらりと来て、ふらりと帰っていく方ももちろんいらっしゃって、そんな方もまた好きです。どちらかというと、私がそのタイプ。拘束されるのが苦手な方なので。