挨拶のコツ
- 2015/07/17 05:00
- カテゴリー:言の葉お便り
おはようございます。
挨拶してます?ジョギングしてるとき、すれ違う人に挨拶してます?
ペースが速いと挨拶できません。「ざすっ!」になってしまいます。これは挨拶ではありません。
ゆっくり走ってて挨拶して、向こうからも挨拶が返ってきたら気持ちいいものです。
以前Facebookでこんな文章を読みました。
「こっちが挨拶してるのに、誰も挨拶を返さない。頭にくる」
どう思います?
この方はどんな声で、どんな表情で「挨拶」してるでしょうか?
おそらく、怖い顔で、強い口調で「挨拶」してるのではないでしょうか。
これでは、挨拶が返ってくるはずもありません。
挨拶に見返りはいりません。こちらの「きもちいい」という都合で勝手に挨拶しているだけなんです。だから、向こうから挨拶が帰ってこなくても当たり前で、ただただ淡々とすれ違う人に挨拶の声を掛けるだけです。
この心持ちが肝心です。
この心持ちになって挨拶したらどんな声、どんな表情になっていると思いますか?
おそらく、あなたは優しい声で、穏やかな顔で、挨拶しているはずです。
そうすると、自然と(自然とです)向こうから挨拶が返ってくる確率が増えてきます。
ですよね。当たり前ですよね。
これを踏まえた上で、もうひとつ。
私、実はおじさんなんです。おじさん。いやな表現ですが、おじさん。
そのおじさんが、すれ違う若い女性に挨拶をするとき、やっちゃいけないことがあります。
それは正面から見据えて直視すること。これをやると、怖がられます。気味悪いと思われてしまいます。ヘタすれば通報されます。イヤな世の中ですが、しかたありません。
なので、直視しないこと。
そして、あんまり接近して挨拶をしないこと。ビックリされますよ。
「心理的距離」って知ってますか?関係の深さを表す4つの距離です。密接距離(0~45cm)、個体距離(45cm~120cm)、社会距離(120cm~360cm)、公衆距離(360cm以上)って、あるみたいです。
公衆距離だと挨拶自体が伝わりません。個体距離だと近すぎます。
社会距離(120cm~360cm)で直視せずに挨拶すると、気持よく挨拶できます。向こうも安心して挨拶を返してくれる、かもしれません。くれぐれも見返りを期待してはいけません。下心も厳禁です。